ル・モンラッシェに隣接する絶好の1級畑「アン・レミリー」 ル・モンラッシェの丘の上の1級畑「ミュルジェ・ド・ダン・ド・シアン」 知る人ぞ知る「隠れたシャルドネの聖地」サン・トーバン村の揺るぎなきトップ・ドメーヌ <ドメーヌ・ジル・ブートン>
ワイン愛好家を大切にし、フランス国内の個人顧客及びレストラン向に70%以上を卸す1878年から続く家族経営のドメーヌ。ピュリニー・モンラッシェと地続きになる閑静な集落ガメイ村。
5代目にあたるジル氏は、母方の祖父が当主を務めるドメーヌのカーヴや葡萄畑を遊び場にして育ったワインの申し子。ボーヌ村の醸造学校を卒業するとすぐにドメーヌに入り、10年間、祖父の下で修行を重ねた後、当主に就任した。かつては、昔ながらの長熟型の重いワインを造っていたドメーヌであったが、彼の代になって、サン・トーバンのテロワールをより一層反映したエレガントなスタイルを確立した。また意欲的なドメーヌ経営に取り組んだ結果、1977年に祖父のドメーヌに入った当時は4haだった畑を、現在では12haまで拡張し、広くはないがピュリニー・モンラッシェ、シャサーニュ・モンラッシェにも畑を得た。
1995年、リュット・レゾネを採用してからは、よりピュアでナチュラルなワインへと進化している。常に意欲的にワイン造りに取り組む姿勢は、近い将来トップを極める才覚をうかがわせる。