「プチ・ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ」と称され、今や、絶大なる名声を誇るアルヌー・ラショー
「プチDRC」と称され、今や絶大な人気を博すアルヌー家。この地で200年以上続く旧家。先代のロベール氏は1957年に当主になり、一気にドメーヌの名声を高めた偉大な人物。
ブルゴーニュのグラン・ヴァン・テイスティング(地元識者によるブラインド試飲)では、しばしばDRC等のトップ・ドメーヌと肩を並べる評価を受ける。
現在は、ロベール氏の娘婿、パスカル・ラショー氏が5代目当主を務める。パスカル氏が造り出すワインは果実味に溢れタンニンが柔らかく、バランスが良い。本人の希望としては「2〜3年は避けてほしい」と言うものの、比較的若いうちから楽しめる。
ワイン造りは基本的にクラシック。畑ではリュット・レゾネを採り入れる。婿入り前、薬剤師として磨いた論理性と知性を備えるパスカル氏が造るワインの評価は、高まるばかり。
難しい年と言われた2003年ヴィンテージにさえ、パーカーも「クロ・ド・ヴージョ 95点」、「1級スショ 93点」を与えた程。2007年ヴィンテージよりドメーヌ名を改めアルヌー・ラショーとなった。