鮨とワイン

先日、神楽坂のお鮨屋さんにお邪魔してきました。

夜9時前までしか板場にたっておられない、年配のご主人の静かな笑顔がプロを感じさせるお店。

僕は、丁寧で緻密な細工を施した鮨よりも、良い素材を職人さんが思いきりの良い長年の勘所で、できるだけ手をかけないで、「スパッ」と出してくれるタイプが一番好きなのです。

(でもシンプルさこそが職人の洗練を極めるために最も手がかかると思います)

ワインについても色んな好みや考え方があると思います。

僕自身がブルゴーニュワインを専門としているためでしょうか、個人的には、ワインも畑での栽培(つまり素材)に最も時間と熟練を費やし、その後の醸造はできるだけ手をかけないで「素材に語らせるスタイル」のものを「最上」と考えています。

そんなお鮨を、顔にお人柄がにじみ出た職人さんを目の前にして、ゆっくりといただく。
これは本当に贅沢です。

クルティエ(バイやー)としてのセラーでの試飲も、実は同じような贅沢な時間が流れるのです。

もちろん観光じゃありませんから、常に脳裏には、ユーロ為替とか、日本の在庫とか、競合他社の価格とか、どうブランディングするかとか、そのドメーヌの未来の姿とか、色んな計算があるわけですが、それにしても、世界的に評価の高いワイン職人を目の前にして、その作品を鑑賞させていただくのは、至福の時間です。

江戸前の鮨と一緒だったのは、サロン95と、ヴィルジニーの00年、それにグリヴォのブード99年。

2人で3本は、なかなかの量でした。

花柳界の風情を残す本多横丁
料亭や芸者さんの通り過ぎる姿が今なお残る街-神楽坂

中尾彬さんがマフラーして現れそうなイメージでした。

会社を立ち上げて3年、ブログも100を超えて書いていますが、いわゆるワイン屋っぽい内容ははじめてであることに気がつきました。。。

感動する職人さんは沢山いらっしゃいますので、またそのうち折をみて、記してみたいなと思います。

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