「存在意義」論な日々

友人と渋谷のイタリアンでハモン・イベリコを食べ、セルリアンタワーでお茶しました。


セルリアンタワーにも奇麗なツリーがありましたが、世間ではそろそろクリスマスモードが始まったようです。

僕は、とあるインポーターで12年間ほど働いていたのですが、この時期は何せワイン業界の稼ぎ時、多忙を極めており、あまり世間をのんびりと眺めることもありませんでした。
我々の最初のワインは12月10日に入船しますから、今は売るものもありませんし、「準備作業」だけをやっています。今年はゆっくりと消費者の気持ちにたって、クリスマス前に流れる「空気」を感じることができています。

そんな日々ですので、時折準備の手を休めてスタッフと「僕達の存在意義」について、語り合ったりしています。
1、根本的に人の幸せって何か?(笑顔と感動と結論づけられそうな気配です)
2、僕達は何のために働くか?どうなったら僕達は幸せか?
3、ワインの本質って何か?(夢であり、夢は0と1から成る情報で構成されるという結論?)
・・・などですが、まるで「四畳半のフォークソング青年の議論」みたいです。

<頑張る人々 ↓>

たとえば明治維新も、今とは比べ物にならないほど閉塞的な社会の中で、「情熱(パッシオン)の塊」のようなわずかな数の若者によって成し遂げられたわけですが、その若者達は、みんなで集まっては、「理想」について激論を交わしていたんだろうと思います。

その時代の若者達は、下手をすれば命を失うリスクがある中で、議論した「理想」に基づいて「行動」を起こしたわけですが、僕達の時代は、何があっても「命まではとられない」わけです。
ですから僕達が「命がけ」で仕事をすることなんて、楽勝!なわけです。
「こんなラッキーな時代に生まれながら、男児たるもの、自分の信じる道に全力を傾けないでどうするか?」ってみんなで話しています。

ワインが入荷してくれば、我々は嫌が応にも日々臨戦態勢になります。
日々忙しくまわるビジネスの中で、「哲学」を守り続けるのは本当に困難だと思います。
だから、今のうちに僕らの理想や存在意義について沢山話し合い共有しておきたいと思います。
僕達ヴァンパッシオンは、そんな「原点」を大切にする会社を目指してゆきたいと思います。

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