「ワイン選び」 -ワイン専門誌で取り上げて頂きました

現在発売中のワイナートさまで、当社を取り上げて頂いております。

「ワインの達人になるテイスティング術 Wine Tasting Skill & Tips」という特集です。

この中の、以下の記事の中で、取り上げて頂きました。

◆Chapter5
テイスティングの科学と技術
テイスティングにまつわるさまざまな疑問を、その道のプロが解消。

●テイスティング、プロの視点

ワインショップさん、著名なソムリエさん、など、錚々たるプロの方々の「テースティングについての考え方」のインタビューが掲載されています。

ワインインポーターの分野では、当社の考え方について、インタビューを掲載して頂きました。

(私がインタビューを受けさせて頂きました♪)

インタビューでは:

「試飲では、テロワール(その土地ならではの個性)と、人の個性がどう表現されているかを見ている」

「味わいの分析が頭に浮かぶ前に、その土地の風景や人の表情が思い浮かぶ」

といったような事をお答えさせていただきました。

もしかしたら、ワインインポーターとしては、特殊な考え方なのかも知れません。

しかし、私は「ワインは本当に人と同じ」だなぁと思うのです。

人間も、生まれつきの運命というか、素質というものがあります。

背が高く生まれた子もあれば、
金持ちに生まれた子もあれば、
足が速く生まれた子もあれば、
勉強が得意に生まれた子もあれば、

・・・本当に色んな個性があります。

本人がコンプレックスを持ってしまうような欠点があったとしても、一昔前に流行った歌じゃありませんが、一人一人に大切な個性があり、長所があります。

時代によっては、頭の良い方が評価されたり、腕力のある方が評価されたりと、人の評価はうつろいゆきますが、その人のもって生まれた個性を努力して伸ばし、いかに自分らしさを表現するか、というのが「生き様」ではないかと思います。

実は、ワインも一緒です。
畑によって生まれつきの個性が異なります。

濃さのあるワインを造る畑
酸味があってエレガントなワインを造る畑
最初は硬くてとっつきにくいけど、熟成して大器の片鱗を見せるワインを作る畑
最初から華やかでフルーティーで人を楽しませてくれるワインを作る畑

・・・やはり様々なのです。

テロワール(畑の個性)=与えられた個性はある程度決まっています。
時代によっては評価されたり、評価されなかったりしますが、本質的な個性が、そこにあります。

そんな中で、人(造り手)が、どうやってその個性を最大限に表現するか、自分らしさを開花させるか、それがワインという飲み物の楽しさの一つであると思うのです。

もしかしたら、抽出を強くして甘く色を濃く作った方が、どこかの国のジャーナリストが高い得点を与えるかも知れない。

作り手にはみな、生活があります。
一方で、芸術家・職人としての誇りもあります。

そんな葛藤の中で、その畑のもつ本来の個性を表現し、開花させてゆく、人の努力と哲学。

そんな風に、人に重ね合わせて僕はワインを選んでいます。

もちろん、プロとして、完成度の低いワインは選びません。

しかし、最終的には、そういう選び方をしています。

嗜好品ですから、好き嫌いはあると思います。
でも、人の生き様と同じで、必ず感動できるワインをご紹介できると思うのです。

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