モン・ヴァントーを右手にダンテル山を正面に進むと、1800m級の山麓、コート・デュ・ヴァントー村に到着する。北からローヌ川沿いに吹くミストラル、海からの風マラン、中央山脈から吹くセルス。一日のうちに異なる時間、異なった方向から吹く風が病害をこの地から遠ざける。ローヌ川が運んだ砂と小石の土壌を持つ平地の畑が多い南ローヌにおいて、ヴァントーは非常に珍しいアルジロ・カリケール土壌を中心に構成されるアペラシオン。
トルーセルではドメーヌの周辺に35ha、20kmほど離れた山麓のスロープに20haの畑を所有する。ドメーヌ周辺のなだらかなスロープは、砂と小石とチョークが地殻変動によって、圧縮された「テュフ」と呼ばれる土壌で構成されるテロワールで、エレガントなワインを生む。山寄りの畑は、少し大きめ石が転がる厚い表土で保水性のあるアルジロカリケールで、力強いワインを産み出す。 テロワールの特徴を引き出したトルゥーセルのワインは、常にフランス国内で高い評価を得ており、ヴァントー・エリアの多くのコンクールにおいて、TOP WINE、金賞を獲得する名門である。南ローヌでは異例の1haあたり42hl以下の収量に留めることによって、テロワールの個性が非常によく引き出されたワインを産み出している。 |