アルジロ・カリケールによる力強い味わいが特徴のミネルヴォアと、シスト土壌からもたらされるエレガンスをもったフォジェールの、2つの相反する特徴をもつテロワールに挟まれた地、サン・シニアン村。更に村を貫く川によってもたらされた砂岩の土壌で構成されている。この3つの土壌が混在する複雑なテロワールを、ワインの味わいの中にそのまま体現するのが、ドメーヌ・ラ・クロワ・サントゥラリーである。
1996年まで、サン・シニアン村の協同組合で、長期にわたり組合長を務めたミッシェル・グレーズ氏は、この地のテロワールを最も知る男として有名。グロワーとしては8代前まで遡ることが出来る家系に育ち、組合長時代には、サン・シニアン村中の生産者達の面倒を見続けてきた指導者でもある。1970年に結婚した時にはわずか1haの畑からスタートし、現在は32haまでドメーヌを拡大した。 シラー、グルナッシュ、ムールヴェードル、樹齢75年以上のカリニャン、100年を超えるグルナッシュ・ブランなど多彩な品種からサン・シニアンのテロワールを引き出す。除草剤も化学肥料も一切用いないオーガニック農法。収量は1haあたり38hlまで減らし、これぞサン・シニアンというワインを醸している。 |