このドメーヌの歴史は17世紀にまでさかのぼる。当主のレミ・ジョバール氏は1992年からドメーヌの実質的運営を任されてきたが、1998年に父親のシャルル・ジョバール氏が完全に引退したことに伴って、レミ氏のラベルでワインを生産するようになった。彼のポリシーは、あくまで自然に忠実であるということ。
栽培においてはテロワールを生かすべく化学肥料を使用しないのは当然のこと、テロワールを遺憾なく表現する為に、葡萄果にカビなどが付ぬよう、徹底した畑の手入れや管理を行なっている。醸造においても、非常に自然を尊重している。例えば、発酵を自然に任せて人工的な手を加えない、フィルターを使用しないためにアッサンブラージュ後に6ヶ月間も澱がタンクの下に沈むのを待つなど、彼の自然なワイン造りに対するこだわりは数え上げればきりがない。 そこまでこだわる理由はと聞けば、「全てはうまいワインの為に」とシンプルに答えが返ってくる謙虚な人物である。最近ではあらゆる生産者がテロワールや自然という事を主張しているが、彼ほど自然に対して敬意を払う生産者はブルゴーニュ中を探しても見当たらないだろう。 |