トゥール市から西へ約25キロ、のどかな田園風景の広がるロワール川右岸、サン・ニコラ・ド・ブルグイユとブルグイユの境目にドメーヌはある。1972年にマックス・コニャール氏が結婚と同時にリディー夫人の実家から設立。本格的にドメーヌ元詰めを始めたのは1983年から。主な顧客は個人客で、設立以来30年間以上購入し続ける顧客もいるという。夏の繁忙期を除いて、従業員はいない。
父マックスと長男ルドルフが生産を、母リディーが顧客対応、娘エステルが出荷・会計を担当している。所有畑は約10ヘクタール、家族4人で協力して運営していくには充分な規模だという。主なアペラシオンはサンニコラ・ド・ブルグイユだが、ブルグイユの最良の区画にも一部畑を有する。手がける葡萄は、ロワール地方の主要な赤ワイン品種であるカベルネ・フラン(別名ブルトン)種。春先に鋤き入れをし、5月から9月までは自然に雑草を生やす 10年前から、1畝おきに樹間に自然な雑草を生やすオーガニックを実践している。中には第二次世界大戦直後に植えられたという、樹齢の古い区画もある。土壌は、粘土を含む砂地、ブルグイユの斜面は粘土石灰質土壌。サン・ニコラ・ド・ブルグイユは、ブルグイユに比べて砂質が多くフルーティで軽やかなスタイルのワイン。どちらも、タンニンや樽感が強すぎず、飲み飽きしないワインである。 |