「私の仕事は、テロワールを如何にこの一瓶の中に引き出すかだ。」テロワールの体現に非常に意欲的なパトリス氏は、常に葡萄の取り扱いに細心の注意を払う。収穫の際は合計で3度の選別を行う。まずは畑での選別、更に房の選別、最後に最新鋭のゆっくりとしたスピードで進むソーティングテーブルを合計10〜12人で囲み、徹底的に粒選りする。最新の栽培技術、最新の醸造技術、そして最新の熟成技術に絶えず関心をよせる。
スクリューキャップの効果についても伝統に束縛される事なく、その可能性を探った結果、2003年ヴィンテージから一部のワインに採用を開始した。近年、パトリス氏は従来の畑に加えてドメーヌの正面、アルジリエール内の最高の区画であるモノポール「クロ・サン・マルク」を購入した。プリューレ・ロック氏のクロ・デ・コルベとパトリス氏が所有するクロ・デ・ザルジリエール、新たに購入したクロ・サン・マルクの土壌はヴォーヌ・ロマネのグラン・クリュ密集地帯と同年代に形成されたピンク色の石灰岩を持つテロワールである。 ロック氏のクロ・デ・コルベは既に名声を得つつあるが、パトリス氏の手になるクロ・サン・マルクも近々伝説のワインとなるであろう。 |