伝説の造り手、ドメーヌ・ユエの歴史は1928年にガストン・ユエがヴーヴレイの「ル・オー・リュー」の畑を5ha購入した時に始まる。堅実にドメーヌの経営を行いながらも、ユエ家は合計で35haまで所有畑を拡大してきた。現在は、4つの区画、「ル・オー・リュー」「ル・クロ・デュ・ブール」「ル・モン」そして2001年に新たに購入した「ドメーヌ・ド・ヴォダニ」を所有する。
引退するまでの間にガストン氏はINAOの委員、トゥーレーヌ生産者組合会長、そしてヴーヴレイワイン騎士団評議会会長等、多くの要職を務めた。彼の醸したワインは、フランス国内のコンクールで数多くのメダルを受賞し、無名だったヴーヴレイの名をフランスのみならず全世界に知らしめた。ガストン氏の引退後、1976年より当主となった娘婿のノエル・パンゲは、ドメーヌを引き継いで間もなくビオディナミによる栽培の可能性に注目し、一部の畑で試験的に栽培を始めた。 そして、その可能性の高さを目の当たりにした彼は、1991年より全ての畑にビオディナミを導入した。トゥール市から東へ15キロほど離れた、ロワール川右岸で生み出されるのは、世界で最も高貴な葡萄品種と評されるシュナン・ブラン(別名:ピノー・ド・ラ・ロワール)。 |