ジル・ロバンは1996年に設立された非常に新しいドメーヌ。弊社との付き合いはクローズ・エルミタージュの巨匠アラン・グライヨ氏に紹介されて。葡萄栽培家としては現当主で4代目に当たる。クローズ・エリア以外には1999年にサン・ジョセフに畑を購入し、現在12haを所有する。「将来的にはエルミタージュの畑も購入して、クローズ・エルミタージュ、サン・ジョセフと同じセパージュから異なるテロワールを表現してみたい」と非常に意欲的。
近年新しいカーヴも建設した。新カーヴにはグラヴィティシステムを採用して、よりピュアなワインを生み出すようになった。また自然な空気の対流が起こるよう天井は高めに設計されている。清潔感溢れるカーヴである。現当主のジル氏はモンペリエで醸造学を学んだ後、サヴォワ地方で醸造コンサルタントを務めた経歴を持つ。科学的な知識を十分持つ博識者。醸造学が好きな氏は、長い間栽培に興味がなかったのであるが、今では1年の3/4は畑に出ている。栽培はビオ・ロジック。 栽培の重要性を認識し、興味を持たせてくれた氏の祖父は残念なことに氏の最初のヴィンテージを見届けて亡くなった。キュヴェ・アルベリック・ブヴェとは、その最も影響を受けた祖父の名を冠したキュヴェ。フラッグ・シップである。先代の経験から得た知識を科学的に理解し伝統に回帰するジル氏は1971年生まれ。これからも益々伸びてゆく注目株である。 |