フランソワ・スコンデは、栄光の「シルリー・ムスー」を現代に再現したモンターニュ・ド・ランスの新星。発泡性ワインが、ドン・ペリニヨン修道僧によってもたらされた直後に売り出したのがシルリー男爵。「シルリー・ムスー」の名で売り出された発泡性ワインは、卓越した品質ゆえ、他の高名なハウスよりも早く、パリやベルサイユで大成功を収め、最高峰の発泡性ワインの代名詞となった。シャンパーニュ地方が、発泡性ワインの産地として後に栄えることが出来たのは、「シルリー・ムスー」のお陰であると言っても過言ではない。
その栄光のシルリー村のテロワールを100%体現しているのは、現在ここフランソワ・スコンデのみである。北東向きの小さな丘が織り成す地形が、日当たりの良い区画を確保する。そこから力強さ、シャープさのいずれも突出しない繊細な葡萄が産み出される。かつて王侯貴族に愛された歴史のとおり、典雅を身にまとったミネラル、果実味、酸、柔らかな泡立ちといった各要素が実にしっかりしているのに、別個に主張しないパーフェクトな調和を持つ「フィネスの一本」。 1976年に創設以来、その評価はクラスマン、アシェット、ゴーミヨ等でうなぎのぼり。ミッシェル・ベターヌは、ピノ・ノワールに適した土壌から醸す、彼のブラン・ド・ブランをいたくお気に入りだとか。 |