コルマールから西へ約7km、「アルザスワイン街道」沿いにある風光明媚なトリュックハイム村の入り口、幹線道路から少し奥に入ったところに居を構えるのがドメーヌ・アルマン・ウルスト。グローワーとして16世紀にまで歴史を溯るこのドメーヌが元詰めを開始したのは1928年。初代当主ジャン・バティスト氏が、祖先から引き継いだ1haの所有畑を5haまで拡げ、2代目のオーギュスト氏が更にパーセルを買い足して、引退時には8ha(内グラン・クリュ2.6ha)にまで拡大した。
2代目のオーギュスト氏が、息子であるアルマン氏に当主の座を譲ったのは1989年のことである。1971年に醸造学を修了すると直ぐに、アルマン氏はドメーヌに入って父と共にワイン造りを開始した。リュット・レゾネの導入、除草剤を減らし鋤きいれの励行、カヴァークロップの採用、天然酵母の使用等、経験を積むにつれてより自然なワイン造りにシフトしている。 また今では常識となったが、1973年に空圧式プレス機、1974年にはマストの遠心分離機と、当時の最新鋭機器をかなり早い段階から取り入れた。努力を一切惜しまずテロワールを体現したワインを醸す造り手である。 |