モンペリエから西に40km離れたジョンキエールの程近くにドメーヌは居を構える。当主アラン氏は、ボルドーの国立農業専門学校(ENITA)とモンペリエの学校(ENSA)にてディプロムを取得した後、Ch.モンテュスのアラン・ブリュモン氏の下で修行を重ね、続いてコルシカの鬼才コント・ペラルディで経験を積んだ。もともとラギオールの自然の中で生まれ育った氏は、太陽に魅せられ、また南仏の荘厳たる自然と、荒地に力強く生きる葡萄の樹がもたらす神の醸すネクテールともいうべき酒に、自身の本当に愛すべきものを見つけた。
畑は、ジョンキエールを中心に、それぞれ特有のミクロ・クリマを持つモンペイルー他、計5つのクリマに所有。背後にはラルザックの岩山がそびえ立ち、太古の地殻変動がもたらした石灰泥土壌となっており、南仏とは思えぬミネラル溢れる長熟タイプのエレガントなワインを産む。栽培については、氏はビオロジックを信奉し、エコセールを取得している。化学肥料はもとより、有機肥料も使用せず、葡萄樹自らが根を深く張り、土壌のミネラル分を汲み取らせている。収量は、南仏では驚愕の25〜30ha/hl。 ファースト・ヴィンテージは1992年。1995年には、ゴー・ミヨ誌にて1993vtg赤が「ラングドックTOPワイン」に選ばれ(Points18.5/20)、次いで1999年には「今年度最高ヴィニュロン」に選ばれるなど、その後は世界の知る人ぞ知るトップ・ドメーヌとなった。現在では星付レストラン始め、各国よりオファーが入り、その少ない生産量を競って、世界的に割当てとなっている。 |