願望と夢

「僕は、日本一質の高いワインインポーターになりたい」

「僕は、英語を学び、世界の多くの人たちと心を通じ合わせたい」

「僕は、みんなに愛され、尊敬されるような人間になりたい」

・・・自分がこうなりたいなぁという願望は、誰にでもあります。

高い志、美しい心、そんなものを持ちたいと誰もが思います。

しかし、たとえば、

実際に英語を学ぶ時間をつくらず、単に昼寝しているだけでは、やはり英語は上達せず、世界中の人と心を通い合わせることはできません。

日々、自らの言動を反省し、より良い自分になるためにと自分に問いかけ続けねば、やはり、人から尊敬されるような人物にはなれません。

日々、人から愛を与えられることを考え、自ら人に愛を与えない人は、人からも愛されません。

単なる願望と、本当の夢、との違いは、「行動するかどうか」だと思います。

行動するためには、弱い自分との葛藤が必要になります。
誰でも弱いからです。

葛藤を乗り越えるためには、諦めず、投げ出さず、考え続けることが必要になります。
自ら納得できる道が見つかれば、多少苦しいことでも、喜びになるからです。
42.195KM先にゴールがあることがわかっているからこそ、長距離ランナーも走れるのだと思います。

諦めず、投げ出さず、考え続けるには、精神的な凄いエネルギーが必要になります。
自分が今出来ないと思っている問題について考え続けるのは、誰にとっても苦痛だからです。
僕の実感では、年をとって経験を経れば経るほど、真剣に思考し続けるのに、エネルギーが必要だと思います。
それは、人生経験の中、うまいやり過ごし方も身に着けている中で、つまり自分を傷つけない逃げ道があることを知りながら、真正面から課題に取り組むのが難しいからだと思います。

ですから、単なる願望ではなく、ホンモノの夢を追うためには、強い、強い、想いが必要になると思います。

自分が不得手なことを考え続けることは、誰にとっても苦痛です。

脳みそ、心や、魂に、血の汗が流れ、時にかなりの痛みを伴います。

それでも、考え続けられるような、そんな強い想いは、必ず、実現すると思います。

行動を伴う強い想い、自分の弱さを乗り越えて考え続けるほどの強いエネルギーがあれば、必ず実現すると思えます。

子供の頃、「決めること」とは、一番好きなことを選ぶことでした。

大人になり、色んなしがらみもあり、色んな思いもあり、そんな中で決めることは、捨てることだと、ある方に教わりました。

「子供が決めることは、自分の可能性を選ぶこと」

「大人が決めることは、自分の可能性を捨てること」

後者は、甘くありません。

大人になっていれば、多くの経験をしているし、多くの人やモノとの繋がりもあります。

子供のように、簡単に選べない。

そんな中で、自分の夢、やりたいことを決めるのは、大変な勇気が必要であり、また、脳みそと心と魂に血の汗が流れるほどの葛藤が必要になります。

沢山悩み、考え、弱い自分と戦わねばなりません。

現実に押しつぶされそうにもなります。

それを一瞬乗り越えたとしても、常に悩む自分と戦いながら、継続して「行動」せねばなりません。

「右足、左足、・・・」と、一歩ずつ、足を前にだしてゆく精神力が必要になると思います。

僕は、そんな強い強い想いを持ちたいと思います。

そして継続して行動したいと思います。

また、経営者として、そう考えて頑張っているスタッフの子たちを、勇気付け、応援してあげたいと思います。

今は、まだまだ、ちっぽけな存在でしかありませんが、

きっと、日本一優れたワインインポーターになりたいです。

きっと、日本一、スタッフのみんなを幸せにできる経営者になりたいと思っています。

きっと、日本一、生産者や消費者の方々や、お取引先さまを幸せにできる経営者になりたいです。

僕なりに精一杯、ワインの世界を通じて、愛情を広げられる人間になりたいです。

弱い自分との葛藤の中でも、

失敗だらけの中でも、

勇気をもって、一歩ずつ実際に足を出して、実際に行動を積み上げてゆきたいです。

僕が多くの諸先輩に授けて頂いた大切なものを継承し、広げ、次世代に伝えてゆくこと、

しっかり行動し、単なる願望ではなく、本当の夢として、追い続けること。

そんな中で、少しでも良い自分になること。

そんな自分を幸せに思えること。

これが、僕の夢です。

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